海洋散骨とは?海に散骨する方法と費用相場について

「人が亡くなったらお墓に入る」というのが古来から続く常識でしたが、

現在では供養の形も大きく様変わりしています。

あえてお墓に入らず、海へ散骨して自然に還る「海洋散骨」という方法も広まってきました。

海や自然を愛していた故人が生前から希望するケースが多いのですが、海洋散骨について詳しく知らないという遺族も多いでしょう。

海洋散骨のやり方や費用など基本的な知識について解説するので、故人の最後の願いを叶えるためにも参考にしてみてください。

海洋散骨とは?

海洋散骨とは、その名の通り海に故人の遺灰や遺骨を放つ葬送方法の一種です。

自然の一部に還ることにロマンを感じたり、もともと海が大好きだったりする人が生前から海洋散骨を希望するのが一般的です。

お墓に納骨しないため墓守の必要がなく、少子高齢化の影響もあって人気が高まりつつあります。

遺族だけで散骨を行うことは可能なのか?

「海に遺骨を散骨してもいいのか」と驚く人も多いでしょうが、法律で禁じられているわけではないので行うことは自体は可能です。

ただし、規制が全くないというわけではありません。

法律上いくつかのルールがあるだけでなく、散骨する海を管理する自治体や近隣に住む人への配慮も必要になります。

また、ある程度沖に出てから散骨する必要があるため、船の手配もしなければなりません。

このため、遺族のみで自主的に海洋散骨を行うのは難しいでしょう。

散骨を希望する方は実際どのくらい?

生命保険会社が出した全国統計の調査によると45%の方が散骨を希望と回答したというデータがあります。

散骨という定義では海洋散骨だけでなく、樹木葬や宇宙葬などもこれに含まれますが、死んでもお墓はいらない、自然に還りたいと考えている方の関心の高さがうかがえます。

散骨はどんな人にむいている?

では、散骨はどんな場合に向いているのでしょうか?

散骨はこんな方におすすめです

上記のように、お墓にはこだわらず、故人の供養をしたいと考える方におすすめです。

  • 故人さまの生前の希望で海に返してあげたいという方
  • 金銭的な理由により、お墓以外の手段で故人さまをご供養したい方
  • 故人さまには身寄りが少ないため、お墓の後継者がいないという方
  • 宗教に入っていないので、お墓を買う必要がないと考える方

上記のように、お墓にはこだわらず、故人の供養をしたいと考える方におすすめです。

海洋散骨の費用相場

海洋散骨と一口に言っても、その内容は実に様々です。

散骨の方法によって費用は異なる

散骨の方法によっても費用は異なりますし、海洋散骨を取り扱う専門業者に依頼すると料金体系もそれぞれ違います。

このため一概に相場を断言することはできませんが、一般的には約10万円から50万円が相場とされています。

ただ、海洋散骨業者によっては複数の遺骨を合同で散骨する代わりに費用を抑えているところもあり、中には5万円以下で実施できるケースもあります。

海洋散骨についての詳細は弊社提携サービスLikeFamily公式ページにてご確認ください。